洞泉寺は、曹洞宗（禅宗）のお寺です。

山門まで続く参道には皐月の植込みがあり、春には見事な花で楽しませてくれる。
風になびく鮮やかな南無弘法大師の旗が並んでいるが、
当寺院は美濃新四国霊場の第８７番札所で美濃西国霊場の第4番、東海百観音の37番札所でもある

嘉永６年（１８５３）建立の鐘楼門である。山号額「龍徳山」が威風を放ち、雨風に耐えて歴史を刻んでいる。　
梵鐘は戦争に供出されたため
しばらくは無かったが、村内外に寄付を募って昭和２５年に新たに鋳造されている

本堂の鬼門　山上に当山鎮守秋葉三尺坊大権現をお祀りしている。鎮防火燭　山門繁栄火伏せの秋葉三尺坊大権現様は静岡県の袋井、可睡斎（曹洞宗）というお寺が総本殿で御真体は可睡斎にあります。

本尊　釈迦如来座像と脇侍佛　
文殊菩薩（右）普賢菩薩（左）当寺は１５世の時、失火によって全焼したのだが、本尊様とその他重要物は持ち出されて、どうにか難を逃れている。本尊様の前、小さなお厨子には防火の為、秋葉三尺坊大権現様をお祀りしてある。

御開山　歴住大和尚

本堂北裏には開山堂、位牌堂があり、御開山水岸本滴大和尚、初祖麟巌祥大和尚から歴住大和尚様が祀られている。位牌堂には壇信徒からの永代祀堂位牌が並んでいる。

龍頭観音菩薩像

美濃西国三十三観音霊場
当寺院の御尊像としてお祀りしています。龍身を解脱して当地を守られます。

閻魔大王と十王像　

地獄の閻魔大王と検察官の
十王様
正面は浄玻璃の鏡といい生前の行いがすべて映し出されるという鏡。閻魔様の前では嘘がつけない。

山門横の延命地蔵菩薩

８月２４日の地蔵盆に灯籠供養があります。たくさんの灯籠が並んでいる光景は幻想的で美しく、浄土と現世を繫ぎ地蔵様の御加護を感じます
凡夫の私達を守って、私達の代わりに苦を受けて下さる
延命地蔵菩薩です。

釈迦涅槃図

大幅絹本の釈迦涅槃図は御開山様の時代のものらしい。
平成になって修理しているがかなりの傷み具合。年月を感じる一品である。